香典の相場とマナー
2017.03.29

御霊前香典の金額に迷った経験のある人は多いでしょう。全国的な相場はあるものの、地域によっては「ご近所は一律3000円」「隣近所は香典の他に『お淋し見舞い』を持参する」など慣習によって決められている場合があります。このような地域による香典の慣習は、まだ残っているところもありますが、だんだん廃れていっているのが現実です。まして人の出入りが激しい船橋などの市街地においては、かつて慣習があった地域でも薄れてしまっている可能性が高く、全国的な相場観をつかんでいればひとまず安心といえるでしょう。
親族ではない一般参列者であれば、香典金額は5000円が相場です。親族は1万円からが相場で、血縁が近くなるにつれて金額が大きくなります。叔父や叔母であれば1万円から3万円程度、兄弟・姉妹は5万円から、義理の両親の場合は自分だけで判断せず、配偶者と相談して決めるようにしましょう。また、自身の両親の葬儀を他の兄弟が取り仕切る場合も、喪主へ相談して決めるようにすればトラブルがありません。
親族の葬儀へ夫婦そろって参列する場合、2人で1万円ではもてなす遺族側の負担が大きくなってしまう可能性があります。葬儀・火葬の後の精進落としまで参加するようなときには、食事代のことも考えた金額とするのがマナーです。香典金額は1万円、3万円、5万円など奇数が良く、偶数では縁起が悪いといわれますが、2万円だけは例外としてよしとされています。ただ、お札の数が偶数とならないようにだけ注意しましょう。2万円なら、例えば1万円札を1枚、5000円札を2枚で、合計3枚とします。折り目のない新札はタブーとされるため、新札だとしても1度折ってから香典袋に入れるのがマナーです。
香典袋は結び切りの黒白、または黒銀の水引があしらわれているものを使い、蝶々結びの袋は使いません。値段の安いものから高いものまでたくさんの種類がありますから、香典の金額によって使い分けましょう。比較的値段の安い、水引がプリントされているものは一般参列用、水引が立派なものは親族用とされます。うっかり買い忘れてしまったような場合は、かなりの確率で葬儀場に置いてありますから、フロントに尋ねてみましょう。薄墨の筆ペンも貸してもらえるはずです。
最近では、親族など縁の濃い人だけを葬儀に呼ぶ家族葬が増えていて、そういった場合は香典を辞退する向きもあります。香典を持って行っても良いかどうかをまずは確認しなければなりません。お知らせ状の最後に、香典を辞退する旨の断り書きがないかどうか、じっくり見てから香典を用意するようにしましょう。

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