葬儀の種類
2017.03.29

広い墓地葬儀は、その規模により大きく分けて3つの種類があります。1つ目は、参列者を限定しない昔ながらの一般葬です。親族をはじめ、近所や友人などつきあいのあった人たち、仕事仲間や取引先、商売上のお客さんなど、参列者はかなりの数に上ることがあります。2つ目は、親族のみ、または親族のほかは特に親しかった人に参列者を限定する家族葬です。虚礼を廃し、遺族がお別れに集中するための方法であり、全国に普及しつつあります。3つ目は、葬儀場などでは葬儀を行わず、火葬のみとする直葬です。主だった親族が炉前に集まり、火を入れる前にお別れをします。遺族の希望によっては、僧侶を呼ぶこともあります。
一般葬の参列者は100人を超えることも多く、それなりの出費がある一方で、香典により持ち出しの金額が抑えられるのが特徴です。家族葬は、親族のみを呼ぶか、生前にかなり交流のあった友人などまで呼ぶかによって規模が違ってきますが、30人から50人ほどと考えてよいでしょう。本当に縁の濃い人たちだけでお別れができる一方、香典を辞退する向きもみられます。このため、見かけの金額は一般葬よりも抑えられるものの、持ち出しの金額は家族葬のほうが多くなってしまうということも考えられます。もちろん、香典をいただく従来通りの形式にすれば、持ち出し部分はぐっと少なくなるでしょう。直葬の参列者は、多くとも20人程度です。40人、50人を超えてしまうような場合は、火葬場の炉前が溢れてしまう恐れがあります。人数が多いなら、葬儀場での葬儀を行うことを考えたほうがよいかもしれません。
また、葬儀は宗教によっても種類が分かれます。仏式の葬儀式、神式の神葬祭、キリスト教式のミサや葬儀、無宗教葬などが挙げられます。日本における葬儀の9割が仏式といわれますが、宗教離れのなか、無宗教葬を希望する人も増えてきました。無宗教葬は、葬儀社により得手不得手が分かれます。無宗教葬を望むなら、葬儀社に実例があるかどうかを尋ねてみましょう。
なお、葬儀は施主によっても種類が分かれます。施主とは、葬儀の費用を負担する人のことをいいます。故人の配偶者や子どもなどの個人が喪主と施主の両方を務める一般的な葬儀は個人葬と呼ばれます。一方、遺族の代表が喪主を務め、法人が施主を務める葬儀を社葬といいます。社長や会長など、会社に大きく貢献した人の葬儀は社葬で行われることが多いでしょう。グループ会社を総括していた会長が亡くなったときには、複数の会社の合同葬となる場合もあります。最近では、社葬や合同葬を「お別れの会」などと称して行われることが多いようです。

▲ ページトップへ